2008/03/12

旅手帖(1) 手荒い歓迎

3/2、ローテンブルク(ドイツ)にて。あるレストランのウェイターとの思い出。

とても気さくな人たちだっだ。
カタコトの日本語で,「オイシイ?」と聞いたり,僕たちの1人を指差して「サトウタクマ?」「ナカタヒデトシ?」と言ったりしてくる。
写真を撮ってくれとカメラを渡すと,全然違う方向にカメラを向け,すぐ横にいる別のウェイターを撮っている。

僕たちが会計を済ませ上着を着てもう帰ろうとしていたそのとき,彼がおもむろにショットグラスを人数分用意し、「まあ飲めや」とばかりにいかにも強そうな酒をストレートで注ぎ始める。(払ったチップが予想より多くてうれしかったのか?) ボスはこっちだ、とボスには別の酒を注ぐ。gilsonもその巻き添えを食う。 8+2(ウェイターの分)が揃ったところで皆にそれを持たせ、
「one time! one time! カンパーイ」

皆渋い顔をしている。ウェイターたちはケラケラと笑っている。ボスの酒は予想以上にキツかった。
彼らは一期一会の楽しみをよく知っている気がした。

少しハイなテンションと程よく温もった体で,僕らはホテルへ帰った。